2009年07月09日

預言者「ノストラダムス」と反キリストの謎

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1503年12月4日、フランスのプロバンス地方サン・レミで生まれたノストラダムスは、優秀なイスラエル民族の血を受け継いで幼い頃から非凡な才能を発揮した。
ノストラダムスはユダヤ人だと言われているが、これは間違い。
ノストラダムスはイスラエル10支族のイッサカル族の末裔で、敬虔なクリスチャンだった。
当然ながら、ノストラダムスの予言は『新約聖書』の終末預言「ヨハネの黙示録」がベースとなっているが、ノストラダムス自身も聖書の預言者の系譜を引く「預言者」だった可能性もある。
ノストラダムスはカッバーラの使い手であり、占星術と幻視によって未来の出来事を四行詩に綴っていった。
しかし、その予言の内容をそのまま公表できない時代背景があり、後生のカッバーリストに解読されることを願って、予言集『諸世記』を世に送り出した。

解読に当たって、「ノストラダムスの時代背景」「ヨハネの黙示録」「中世ヨーロッパの占星術」「カッバーラ」……最低この4つのポイントは確実に押さえておかなければならない。

『1999年7の月
天から恐怖の大王が降ってくる
アンゴルモアの大王を復活させる為に
その前後、マルスは幸福の名のもとに支配に乗り出すだろう』


これがノストラダムスの有名な四行詩だが、具体的な日付が記されているのはこの詩篇のみであり、如何に重要な予言であるかが分かる。
そして、「恐怖の大王」「アンゴルモアの大王」「マルス」の3つのキーワードを、カッバーラの数秘術であるゲマトリアで解読してみよう。
ゲマトリアとは、A〜Zまでのアルファベットに1〜26までの数字を当てはめる方法である。
原文を見ると、恐怖の大王は「Grand Roi deffrayeur」。
このアルファベットを数字変換して合計すると105。
アンゴルモアの大王「Grand Roi d'Angolmois」は96。
マルス「Mars」は15。

105+96+15=216=6×6×6

この四行詩は、「獣」と呼ばれる反キリストの出現を予言したものなのだ。

「この刻印とはあの獣の名、或いはその名の数字である。
ここに知恵が必要である。
思慮のある者は獣の数字を解くがよい。
数字は人間を指している。
そして数字は666である」

(ヨハネの黙示録「第13章17〜18節」)

「1999年7の月に反キリストは現れなかったではないか」というのは早計である。
「その前後」というフレーズに着目してほしい。
1999年7の月に現れたのは「恐怖の大王」であり、反キリストはその前後に現れるのだ。
1999年より前に反キリストは表舞台に登場していた人物で、イエスのように一度死んで(表舞台から失脚して)、1999年より後に復活劇を演出するのである。

尚、666(χξs)ではなく、616(χιs)と記されている写本が発見されたが、『新約聖書』ギリシア訳の権威ブルース・M・メッツガーは次のように述べている。

「おそらくこのような書き換えは意図的であろう。
ギリシャ語のネロ・カエサルの綴り『Neron Caesar』をヘブル文字で記すと666となるが、ラテン語の綴り『Nero Caesar』をヘブル文字で記すと616になるからだ」


K・ジェントリー博士は、次のように説明している。

「ヨハネは、666の数字になるようにネロの名前のヘブル語綴りを使用したが、ヘブル語に通じていない人の為に、666の意味を知っていた写本記者が意図的に616に変え、暗号解読をしやすいように便宜を図ったのだろう」
posted by 夢蛇鬼-mujaki- at 17:07| Comment(2) | ノストラダムス予言複合解釈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by 仕組みメンバー at 2011年04月12日 13:43
基本的に母国語で読めなきゃ解読なんてできませんよ

原書で読めなきゃ

基本は語学力

オカルト本の知識つぎはぎしたって本当のことは見えてきませんね
Posted by ky at 2012年04月08日 05:47
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