2009年07月10日

グランドクロスの暗号とアンゴルモアの意味

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「恐怖の大王」が日食、「マルス」が火星であれば、「アンゴルモアの大王」も天体現象であるはずだ。
角(アングル)の月(ムーン)、即ち、「彗星の地球接近」を意味しているという説もあるが、どうもシックリ来ない。
アンゴルモアは間違いなくグランドクロスを象徴し、そして「アンゴルモアの大王」と「イエスの磔」に何か符合があるとしか思えない。
ホロスコープを見ると、グランドクロスを形成する星宮は「水瓶座」「蠍座」「獅子座」「牡牛座」で、このうち蠍座はもともと「鷲座」と呼ばれていた。
これらの星座の象徴は、水瓶を持つ「人間」「鷲」「獅子」「牡牛」となる。

これと全く同じ象徴が聖書に登場する。

「その顔は人間のようであり、4つとも右に獅子の顔、左に牛、そして4つとも後ろには鷲の顔を持っていた」
(「エゼキエル書」第1章10節)

「この玉座の中央とその周りに4つの生き物がいたが、前にも後ろにも一面に目があった。
第1の生き物は獅子のようであり、第2の生き物は牛のようで、第3の生き物は人間のような顔を持ち、第4の生き物は鷲のようであった」

(「ヨハネの黙示録」第4章6〜7節)

これらは預言者が幻視した殺戮の天使の象徴で、神の戦車「メルカバー」と呼ばれている。
人間は動物界の支配者、獅子は百獣の王、牡牛は家畜の王、鷲は鳥の王であり、4つのヒエラルキーを代表するメルカバーは動物界及び世界全体を象徴する。
ゲマトリアで「4」は不吉を表し、西洋で忌み嫌われる「13」もゲマトリアで「1+3=4」となる。
十字架も四方向に伸びた形をし、グランドクロスのホロスコープに現れる4つの星宮も十字架を形成すると同時にメルカバーになっている。
グランドクロスにより、地球の四方はメルカバーに縛られ、殺戮の天使が配置されたのだ。

「4人の天使は人間の三分の一を殺すために解き放たれた。
この天使たちは、この年、この月、この日の為に用意されていた」

(ヨハネの黙示録「第9章15節」)

メルカバーの天使が動き出すと世界は破滅に向かって突き進み、第3次世界大戦が勃発。
やがて不吉な4を背負った第4次世界大戦に発展するのだろうか。
ちなみに、イスラエル10支族のガド族の血を引くガウタマ・シッダールタ(釈迦)が開いた仏教にも、同じメルカバーの象徴が存在する。

さて、従来の研究家の説では、アンゴルモアの大王は、モンゴルの大王「チンギス・ハーンの再来を思わせるような人物」、「モンゴロイドの大王=中国軍がヨーロッパか中東に侵攻」、「ハングルの大王=北朝鮮の脅威」という説が主流だったが、どれもピンと来ない。
最も説得力が高い説では、「アンゴルモア」という単語は、ゾロアスター教の悪神アングラマイニュ(アーリマンの別名)をベースに、3つの単語を混合した造語だという。
まず、アンゴルモア(Angolmois)はAn-gol-moisの3つに分解できる。
anは欠如を示し、無、嫌、非、陰、異、不、反などの意味を持つ。
anをunと見れば、un+固有名詞で「〜を偽る人」と類推できる。
golはゴール(gaule)、フランスを中心とするヨーロッパを意味し、モア(mois)はモーゼ(Moise)に通じる。
こうして見ると、「ゴール人だったモーゼに反対する人」と読むことができる。
そして、イエスこそ「第2のモーゼ」と呼ぶべき人物であるから、イエス・キリストに反対する者(反キリスト)ということになる。
或いは、南または西の脅威であったカルタゴの将軍ハンニバル(Annibal)、北の脅威であるゴート族(Goth)、東または南の敵であったモンゴル(Mongol)を繋いで造った言葉が「アンゴルモア」だといえる。
更にいえば、当時のフランスのライバルであるイギリス、すなわちアングロ(Anglo)と、キリスト教徒の敵であるイスラム教徒、即ちモスレム(Moslem)を合わせた勢力を「アンゴルモア」という言葉で表そうとしたのかも知れない。
結局、「アンゴルモア」とは、中世ローマを脅かした蛮族、またはその王の名前を並べた造語だということになる。
いずれにしても、キリスト教の反対勢力の王「反キリスト」を表す言葉なのだ。
だが、これも少しこじつけという気がしないでもない。

実は、「アンゴルモア」はアナグラムではなく、フランス革命以前に存在したフランスの州の名称であることが判明している。
当時は「o」と「ou」の違いが曖昧で、「Angolmois(アンゴルモア)」は「Angoulmois(アングーモワ)」のことだという。
これは、アングーモワ地方にいたような王が誕生する予言なのだろうか。
ノストラダムスの青年期にフランス王だったアングーモワ出身の「フランソワ1世」は、フランス史上で最も勇敢な君主で、「アングーモワの大王」と呼ばれていたらしい。
フランソワ1世はカトリック信者で、国内のプロテスタントを弾圧した。
また、ノストラダムスが明かす反キリストの名前「シーレン」は、フランス語のアナグラムで「アンリ・C」となる。
フランソワ1世の子でフランス王となった「アンリ2世」と関係があるのだろうか。
もう1つ、アングーモワ州で土一揆が起きた記録がある。
しかし、まさかフランスのアングーモワ州(現在のシャラント県)で、再び一揆が起こるというような予言ではないだろう。
1999年8月に、世界のどこかで同じような事件が起きた記憶もない。
1999年8月というのは「恐怖の大王」の出現日であり、「アンゴルモアの大王」の復活が同時期とは書かれていない。
それが、具体的にいつ起こるのか、どこで起こるのか、何が起こるのか。
一揆とは要するに、政府に対する反対運動である。
「アンゴルモアの大王を復活させ」とは、前後の文から判断して、過激な反対運動によって引退を余儀なくされた王が、1999年8月以降に復活すると読める。
「アンゴルモアの大王」が反キリストであるなら、それは政治家であろう。
過去に、救世主のような評価を受けながら、反対派の非難によって失脚した大統領というのが、アンゴルモアの大王(反キリスト)の実像に近いのではないだろうか。
ノストラダムスが「ヨハネの黙示録13章」と関連付けてこの予言を行なったのはまず間違いなく、黙示録に登場する「海からの獣」、即ち、反キリストは、「ダニエル書7章23〜25節」に記されている。

「全世界を併合し、これらを踏みつけて打ち砕く。
十人の王はこの国から起こる十人の王である。
その後にまた一人の王が起こる」


映画オーメンでは、「海からの獣」とは、海の波のような荒波にもまれた政界から反キリストが登場すると解釈されていたが、もっと単純に「海からの獣」は海洋勢力であるイギリスやアメリカを指す言葉に違いない。
当時の「海から上がってきた獣」は、ヨーロッパ諸国の強敵イギリスである。
しかも、十の国ではなく十の国と同じ頭、即ち、同じ文化圏から出る十一番目の国としか読めない。
それは、アメリカであろう。
アメリカこそ、ローマ帝国の母体をなすヨーロッパ諸国からの移民によって、フリーメーソンが建国した十一番目の国だからである。

つまりアメリカこそ、第1の獣(海からの獣)といえるのだ。
では、やはり反キリストはアメリカの政界から誕生するのだろうか。
オーメンでは、米大統領の息子ダミアンが大統領を目指して世界統一に乗り出す。
まさに前大統領のブッシュを彷彿させる。
更に、ブッシュは戦争によってグローバリズムを訴え、また親の代からビンラディン家とビジネス交流が深く、反キリストの特徴を兼ね備え過ぎていた人物である。
しかし、誤解してはいけないのは、必ずしもアメリカという特定の国や人物を指すとは限らない。
アメリカを背後で操る世界的な勢力こそが黒幕である。

日本人は聖書に馴染みがないが、人類の3分の1がクリスチャンであり、イスラム教徒やユダヤ教徒も『旧約聖書』をバイブルとしており、世界の政治は聖書の宗教観に基づいて行われている。
つまり、政治と宗教は表裏一体であり、切っても切り離せない関係なのだ。
ということは、日本を除くほとんどの先進国の国民は、反キリストが誰なのかを注意深く考察しているはずだ。
ブッシュが大統領だった頃、誰が見てもブッシュが反キリストに見えたことだろう。
しかし、反キリストは最初は世界を平和に導き、メシアとして迎え入れられる」と予言されている。
ブッシュがメシアとして世界の人々に歓迎されるとは到底思えない。
恐らくブッシュは、本当の反キリストから人々の目を逸らすためのアテ馬であろう。
それに輪をかけて、オーメンのリメイク版が公開され、大衆心理を操作していたとも思える。
更にいえば、反キリストがメシアとして迎え入れられる為には、世界に危機的状況を作り出す必要があり、その悪役を演じさせられていたのがブッシュだとも考えられる。
オバマについては別の機会に述べるが、恐らく反キリストは人々の予想外の国から誕生し、666の数字とも一見無縁と思える人物であるはずだ。

では、3つ目のキーワード「マルス」の正体に迫ってみよう。

posted by 夢蛇鬼-mujaki- at 20:40| Comment(0) | ノストラダムス予言複合解釈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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