2009年07月11日

ノストラダムスの黙示録

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ノストラダムスが示す反キリストの名前「Chyren」、即ち、恐怖の大王が復活させるアンゴルモアの大王が「アンリ・C」だった場合、そのモデルとなった人物は、やはりフランス王「アンリ2世」が考えられる。
ヨーロッパ全土に及んだ日食(暗黒の太陽)の出現によって、「反キリスト」と共に「偽預言者」も目覚めた。
目覚めたと言っても、すぐに活動を始めるとは限らない。
グランドクロスは磔を意味し、復活はその後だからだ。

イエスの第1の弟子が「ペトロ」ということは、反キリストの第1の弟子である偽預言者は「反ペトロ(偽ペトロ)」ということになる。
古来よりフランスはカトリックの国であり、ノストラダムスの時代において、アンリ2世は「キリスト教徒の王」として称賛されていた。
そして、バチカン上空で日食が起きたことを考えると、バチカンの墓の下で眠る初代教皇「シモン・ペトロ」が重要なヒントになる。

マラキ予言では、最後の教皇「ペトロ2世」が、反キリストを迎え入れるという。
「ノストラダムスの黙示録」と呼ばれる予言がある。

「全てを不安に突き落とす巨大な軍備を持って、2人の大きな首脳が北から現れる。
しかし2人は話し合って調和をもたらすだろう」


これは米ソの冷戦を指し、2人の大きな首脳は「レーガン」と「ゴルバチョフ」に当てはまる。
そして、軍縮という形で調和を取ったが、真の平和を実現した訳ではない。
むしろアメリカは、宇宙支配を狙って秘密兵器の開発を進めている。
これを「予型」と見れば、今後、更なるスケールの出来事が起こることになる。
米ソの冷戦が第3次世界大戦という形で現れ、ゴルバチョフが復帰して一時終戦に導くが、その後、本格的な世界最終戦争の火蓋が切られる……とすれば説明がつく。
それは、例の四行詩の「その前後」にも符号する。
意味深なことに、ノストラダムスはこの手紙を「アンリ2世」に送っている。

『諸世紀』6章20番には次のようにある。

「見せかけの統合は長く続かず
あるものは変更され他の殆どのものは改革され
船の中で人々は閉じ込められ
ローマは新しい豹を得るだろう」


これは、クーデター前の旧ソ連の状態を予言した詩だ。
東欧諸国やバルト三国などのソ連国内の共和国は「見せかけの統合」で、ペレストロイカによって「改革」された。
ソ連の豪華客船で「船の中で閉じ込められて」行われた米ソ首脳のマルタ会談の直前に、バチカンを訪問したゴルバチョフは、バチカンとクレムリンの対立関係を和解し、バチカン(ローマ)は「新しい豹」であるソ連を味方に付けた。

この時、ヨハネ・パウロ2世は「ウラルから大西洋まで」という表現で、ソ連とEC諸国を加えた巨大な経済圏構想を語っている。

続いて、5章44番……

「赤い人が海賊によって捕らえられ
それで平和が壊され
彼は見せかけの行為で怒りを引き出し
高位聖職者は二重の軍を作るだろう」


赤い人がゴルバチョフだとすると、海賊は保守派。
保守派の無計画なクーデターが国民の怒りを買い、旧体制を崩壊させ、ロシアから全欧州に至る国々が自由主義経済圏となり、パウロ2世の葉が現実化した。
このクーデターを仕組んだのが、高位聖職者であるヨハネ・パウロ2世だと考えられる。
「ローマを制する者は世界を制す」という言葉通り、ローマは新経済圏の中心となるだろう。
既に、全世界の市場利益を独占する軍産複合体の中枢であるユダヤ系財閥が、バチカンの天文学的な資産を狙って、ローマを私物化しているに等しい。
聖書のペテロは「剣を持つ人」であり、聖マラキが予言した最後の教皇「ペテロ2世(偽預言者)」は、軍産複合体から出る可能性もある。
それが「シーレン」だとするなら、アンリ2世の子孫、即ちフランス王家から出てくると考えることも出来る。

4章93番には、次のように予言されている。

「蛇が王の床に近付く夜
婦人のそばで犬が吠えず
フランスで王にふさわしい王子が生まれ
全ての王子たちは天からそのことを知るだろう」


「フランスからヨーロッパ全土を支配する王が現れる」と予測するメーソン研究家も少なくない。
果たして、偽預言者(最後のローマ教皇)になるのはフランス王家なのだろうか。
アメリカの影の政府である「シークレット・ガバメント」の中枢は、13人で構成されていると言われているが、一体どのようなメンバーなのだろうか。
フリーメーソンの奥の院と呼ばれる「13人評議会」、或いはフリーメーソンの上部組織とも言われる「イルミナティ」や「悪魔の13血流」と呼ばれる者たちの正体、そして「悪魔」の正体とは……。
その答えは、順を追って解明していこう。
posted by 夢蛇鬼-mujaki- at 01:43| Comment(0) | ノストラダムス予言複合解釈 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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