丹後に降臨したニギハヤヒは、丹波・綾部に南下していったと伝えられている。
綾部のすぐ北の大江山は鬼伝説で有名で、『古事記』によれば日子坐王(崇神天皇の弟)が、陸耳御笠(クガミミノミカサ)という土蜘蛛を討ち滅ぼしたとされている。
「土蜘蛛」は丹波地方の土着民と考えられているが、要は「鬼」のことであり、先住民を含む「出雲族」を指している。
また、クガミミは九鬼(クカミ)だと言われており、元丹波国綾部藩主の九鬼家に伝わる古文書『九鬼文書』との関連性が指摘されている。
そして、『九鬼文書』の根元神を「宇志採羅根真大神(ウシトラコンシンオオカミ)」といい、出口直に憑かった「艮の金神」と同名である。
早い話が、出口直は九鬼家の血筋なのだろう。
「九」はニギハヤヒを象徴する数字であり、出口家と海部氏の血縁関係も見逃せない。
さて、金光教によって封印から解かれた「艮の金神」は、川手文治郎の他界から9年後の明治25年、次は丹波・綾部に住む出口直に神憑りを起こして、荒ぶる神の名に相応しく、更に過激さを増して「大本」を立教させた。
「三千世界一度に開く梅の花、艮の金神の世になりたぞよ。
神が表に現れて、三千世界の立替え立直しを致すぞよ……」
などと、昼夜構わず大声で叫び続け、「改心せよ」と怒鳴り散らして、近所で「気違いババァ」と呼ばれるようになった。
京都駅の八条口にも似たようなホームレスの婆さんがいて、私も怒鳴られた経験があるが、それはさて置き、『日月神示』には次のように示されている。
「目に見える所からの通信は高度のものほど肉体は感応が弱くなり、暗示的となるものであるぞ。
ドタンバタン、大声でどなり散らすのは下の下」
「高ぶったり、威張ったり、命令したり、断言したり、高度の神名を名乗ったりするものは必ず下級霊であるぞ。
インチキ霊であるぞ、インチキ霊にかかるなよ」
直に懸かった艮の金神は、下級霊だったのだ。
と言っても、それは初期段階の話であり、神示にはこう示されている。
「幽界は人間界と最も深い関係にあり、初期の霊かかりの殆んどはこの幽界からの感応によることを忘れるでないぞ」
「神もフトマニに従わねばならん。順を乱すわけには参らん。
高度の霊が直ちに肉体人に感応することはなく、それぞれの段階を経て感応するのであることを忘れてはならんぞ。
下級霊は現実界と紙一重の所に住んでいるのであるから、その感応は極めて強く、如何にもおもしろく人民の目にうつるものであるぞ」
下級霊と言っても、因縁のない無関係な浮遊霊などではなく、土蜘蛛の怨霊であろうと思われる。
つまり、この丹波・綾部こそ、因縁の地だったのだ。
『日月神示』によると、「丹波」は日本の中心であり、世界の中心だという。
その大本で行われる「雛型神劇」が日本に移写拡大し、それが世界に移写拡大して世界を改造するという、科学的に言えば「フラクタル理論」に基づく神芝居(予型)を行なう舞台だったのである。
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海人は沖縄のウミンチュでマヤ人でありアイヌと同じ民族である
やはりそれは、酒呑童子が秦氏だという誰かの説ですか?
酒呑童子を討ったのは聖徳太子の弟ですよ。
鬼は朝廷にまつろわぬ者です。
鬼を封印したのは秦氏の陰陽道です。
京都の地理には詳しくないのですが、去年、いろいろ調べていると、よく綾部周辺に行き当たったのですが、丹波・福知山・亀岡・舞鶴って一体なのですか?
また綾部は大本が立つ以前より、伊勢から移った九鬼藩主のもと栄えたようなのですが、平田篤胤の門弟佐藤信淵も農業指導に訪れたようです。
天才を吸い寄せる力があるのか、天才を産み出す力があるのか・・・魔界のイメージがあるのですが・・・。
丹後半島の下とか周辺に、丹波や福知山や亀岡、舞鶴がありますが、昔はそれらを総称して丹波地方と呼んでいたそうです。
僕も京都市で生まれ育って27年間住んでいましたが、実は市外のことは全然分からないです^^;