オコツトは次のように示している。
「次元観察子ψ5とは、自己が形成されている空間領域のことです。
ψ5は位置の等化によって顕在化を起こし、人間の内面と外面を統合します」
「次元観察子ψ6とは、ψ5の裏側に見えてくる空間領域のことです。
ψ5とψ6は変換人の内面の対化に相当しています。
変換人の内面の対化とは、人間が自己と他者と呼んでいるものの関係と同じです」
これについて、半田氏はこう解説している。
――〈位置の等化〉によって自己と他者という概念は大きく変化してくる。
それは、自己や他者の意識が働いている場の関係を空間の構造として描像できるようになってくるからだ。
そのことによって、現代心理学で言われているように、自己と他者の関係がメビウス的なねじれを持って表裏一体の構成で作り出されていることが明確に感覚化されてくる。
意識進化の方向へ完全な反転が起こればもはや自己と他者の位置が入れ替わってしまい、それらの区別はなくなる――
私はまだ知識としてしか理解できていないが、人類はこれから徐々にこの事を感覚として分かってくるようになるようだ。
半田氏は、更に次のように説明している。
――自己と他者を形作るψ1〜ψ4までの関係性は、互いに人間の内面と外面が逆転されて構成されるということが見えてくる。
つまり、自己にとっては人間の外面となっているということなのだ。
自己の意識の位置と他者の意識の位置は、互いに表裏一体の関係で接合し合っていることがはっきりと分かるだろう。
自己が他者を人間型ゲシュタルトの中で捕らえている限りは決して一体化できない…
私たちが他者を認識している意識状態と、対象の向こう側に空間の奥行きを作り出している意識状態とが、実は全く同一の意味合いを持つ…
空間に奥行きを持たせているこの意識こそ、オコツトが人間型ゲシュタルトと呼ぶ力なのである――
――空間に対する3次元的な奥行き感覚が強くなってきたのは近代に入ってからである。
ルネッサンス後期に入ると、ダ・ヴィンチが絵画の技法として遠近法を確立させ、デカルトが3次元座標の概念を導入し、多くの人々が空間の奥行きを強く意識し始めた。
近代以前の人間たちは時間を遡れば遡るほどこの空間を2次元の面的世界のように見ていたのではないだろうか。
それは、古代エジプトの壁画に描かれた人物描写などからも多少は推測される。
一般には3次元空間認識の獲得は人類の知的進歩だと言われているが、このように人間の内面と外面というような空間概念が生じてくると、一概にそうと言えなくなってくるわけだ。
もし古代人たちにとって空間が2次元的な平板の世界に見えていたとするならば、それは、むしろ彼らの方が意識の次元が高かったためだと考えるべきなのかも知れない。
彼らは、精神と乖離した物質の姿を現代人ほど強く感じておらず、また、他者との区別化もさほど強く感覚化していなかったに違いない。
世界に奥行きを与えてしまう人間の内面の意識が物質概念を増長させ、他者をことさら意識するようになり、エゴの肥大化を招いてしまうのだろう。
私は、このことに気が付いた時、現在の人間の社会が生み出した諸問題の全ての元凶が人間型ゲシュタルトにある、と断言したオコツトの真意をやっと明確に理解できたような気がした――
自他一体は即ち「自我の消滅」であり、オコツトは人間の意識進化を「自我の消滅」だという。
「人間型ゲシュタルトが自我を生み出しており、人間の意識の方向性の反転によって、自我は働きを失うでしょう」
この経緯について、オコツトは詳しく説明している。
「位置の変換とは、位置の等化(次元観察子ψ5)と位置の中和(ψ6)を行った後に生まれるシリウスの調整作用です。
空間の曲率が完全に主体の質点側に反転してしまうことを意味しています。
たとえば一つの対象を複数の人間が取り巻いている状態を想像されるとよいでしょう。
現在のあなたがたの意識では対象が一つで、それを見ている主体が多数いるとしか見えないはずです。
しかし、位置の変換が起こり始めると進化の方向性が顕在化するために、それらの関係性が反転した空間も見えてきます。
つまり対象が一つならば、主体も一つのものとして感覚化されなければいけないと感じてくるのです。
この感覚によって人間の内面性に見出されていた個我の位置、つまり身体の位置はほとんど意味を失い、自我は自然消滅していきます」
ψ5とψ6が等化して反転した空間(ψ7)の認識が生まれてくると、自己と他者の区別がなくなり、自我が消滅するというのだ。
半田氏はこう解説する。
――その空間こそ、自他一体の意識が存在しているシリウス空間なのだ。
そこでは、私たちが普段使っている自己や他者といった概念は、本当の自己を構成している諸部分にしか見えないだろう。
ψ5とψ6の関係は、変換人にとってはもはや人間にとってのミクロとマクロのような関係でしかないのだ。
ψ1とψ2で無限大と無限小を等化し、ψ3とψ4で主体と客体を等化し、そしてψ5とψ6で自己を他者と等化する。
タカヒマラにおける次元上昇とは、まさに二元化したすべての関係性を一つのものへと統合していく意識作用を意味していた――
ここでオコツトは、非常に重要なことを述べている。
「対象を指し示す言葉、つまり〈名〉とは、進化の方向に反転した対象そのものです」
短いが、非常に意味の深いこのメッセージについて、半田氏は完璧な解説をしている。
――空間認識が反転していくことによって露わになっていく虚の物体とも呼べるところの言葉…これはまさに、イエス・キリストの本質〈受肉するロゴス=言葉〉そのものの意味ではないのか。
言葉が人間の相互理解の妨げになっているという話をよく耳にするが、ひょっとして本当は言葉とは愛の力そのものなのかも知れない。
私たちは、それぞれの物質的対象に一つの中心点を持たせているように、反転した対象であるところの言葉にも共通の中心点を持たせなければならない。
そして、地上の万物が重力によって地球という母胎にすべて分かち難く引き付けられているように、反転した地球の名のもとにおいて、全ての言葉の受肉化を目指さなければならない。
その達成の暁には、人間型ゲシュタルトによって散在させられていたロゴスは大いなるロゴイ(ロゴスの複数形)としてその偉容をあらわにするだろう。
このロゴイは、おそらく私たちの存在の本性である永遠なる一者に捧げるための供物であり、この作業に従事することこそ、私たち人間に与えられた生の本質なのだ。
「初めに言葉ありき、言葉は神とともにありき。言葉の命は光であった」
まさにその通りではないか。
人間の内面であるψ1、ψ2の世界は実際には人間に決して見ることのできない暗闇の世界なのだ。
私たちに見えるものは、その全てが人間の外面に存在する物質であり、物質に言葉という生命を与えているのは紛れもなく物質から反射されてくる光なのだ。
物質は、光の力によって精神の種子として新しい進化の方向へと投げかけている。
物質に吸収される光に誘惑されることなく、そこから反射する光の方向へと自らの意識を向けること…言葉とは物質を種とし、光を養分とした新しい宇宙創造のための萌芽なのだ。
この芽が成長して球精神(ψ7)に辿り着く時、物質的世界の象徴であるマリアはイエス・キリストを分娩する。
その日は全ての聖なる死者たちの復活の日でもあり、自己と他者の魂が融合する宇宙的な祝祭の日となるだろう――
半田氏によると、「カゴメの歌」は意識進化を説いた歌だという。
「かごめ」は籠目、即ち「六芒星」で、「鳥」は古代より人間の霊性のシンボルとされており、「かごの中の鳥」は「六芒星的世界に閉じ込められた人間の霊性」を表す。
言わば「6」は人間を表す数字であり、霊性が肉体に閉じ込められていることを意味する。
「夜明けの晩」は、1日の円環的つなぎ目で、始まりは終わり、終わりは始まりという宇宙秩序の円環的な性質を表す。
「鶴」は昔から女性原理を表す象徴、「亀」は男性原理の象徴で、「すべる」は「統べる」。
つまり、「陰陽の統合」ということになる。
では、「後ろの正面」とは何か。
(現在深夜で真っ暗な部屋でこれを書いているので、チョット怖い…笑)
「神がアダムを造った時、前にも後ろにも顔があるように造ったという。
それからアダムを2つに断ち切り、それぞれにひとつの背中を造ってやった」
(R・サミュエル・バー・ナーマン)
半田氏の解説をそのままお伝えする。
私たちが常に背中側に感じている暗闇の空間…そこには何と、真向かいにいる他者が見ている世界が存在しているのだ。
つまり、私たちの背後には、いわゆる3次元的な意味での後ろ側の空間など存在していないのである。
その意味からすれば、後ろの正面とは、他者が見ている私自身に他ならない。
自己と他者とは進化の方向へ反転した空間においては背中と背中がくっつき合った同一のアダムなのである。
そして、このことを発見することが「かごの中の鳥」を真の自由空間へ飛翔させるのだ。
次元観察子ψ7(精神球)以上の空間は、他者から見た世界を実は共有している。
オコツトが進化の方向性と言っていた意味がどういうことなのか、よく私にも分かりかけてきた。
つまり、意識自体は自己と他者を区別しない空間領域を厳然として持っているのだ。
そして、その領域に存在する意識は私たちの潜在意識下では確実に働いており、それが、言わば私たちが集合意識と呼んでいるものなのだろう。
この空間領域は、おそらく私たちの意識の中では倫理や良心、そして愛の源泉として機能しているに違いない。
オコツトがいう意識進化の方向性とは、他者をも自分自身と同一のものと見なす意識の方向性のことなのである。
私は探し求めていた強靭な愛の存在証明がこの精神球と呼ばれる反転した空間領域の中にあるのではないかと確信した。
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